グループホーム
共同生活援助
虹望寮
2015年8月1日、日本初・唯一の
性同一性障害等セクマイ向けグループホームが名古屋にオープンしました。
これまで仲間同士で暮らすことを目的としたシェアハウスは、日本各地で作られていましたが、『性同一性障害等の事情』とジェンダーやセクシュアリティの事情に対応することを定款にいれた『障害者総合支援法に基づいた共同生活援助(グループホーム)』は日本初の試みです。
※『障害者総合支援法に基づく・・・』と掲げると、『セクマイは障害者なの?!』という質問があります。ここでいう障害とは、セクマイのことではありません。(性同一性障害は『治療』として戸籍変更までの手順にかかわるガイドラインが定められていますが、障害者総合支援法の直接な対象ではありません。障害年金や手帳も直接の理由ともなりません)
セクマイの中には本当の自分が出せなかったり、周囲の理解が得られなかったり、誤解を受けることで、心が疲れて何らかの精神的障害を発症したり、無理な生活によって体調を著しく損ねるケースが見られます。
現に自殺を考えた割合や実際に自殺未遂に至った割合が、性的少数者である場合のほうが、そうでない場合よりはるかに多いことは、政府が自殺対策基本法に基づき自殺対策の指針として定める自殺総合対策大綱(2012年改正)に『自殺ハイリスク層』として、セクシュアルマイノリティが明記されていることでも、明らかです。
心や体の不調が続いたとき、適切な福祉サービスを利用することは、すべての人に認められた権利です。虹望寮は、それぞれの性を尊重した福祉サービスで、ひとりひとりの目標にあった生活をサポートする施設です。
ご利用相談、見学、随時受付中です。まずはメールにてお問い合わせください
昼夜逆転してしまう。
薬を飲み忘れそうになる。
おこづかいが計画的に使っていけるか、不安。
掃除・洗濯・ゴミだし等々、いきなりひとり暮らしするのは心配。
生活するだけで疲れ切って調子をくずしてしまいそうになる。
―――そんな悩みはありませんか?
共同生活援助とは、他の利用者さんやスタッフと協力して、日常生活を送りながら生活リズムを整えて、毎日の、地域での安定した生活を継続する力をつけていったり、必要なサポートを受けて生活を組み立てたりするところです。ひとりひとりの生活目標とするステップに向かえるように、お手伝いします。
家具付きで入居後すぐに生活をはじめられるお部屋もあります。未成年のかたも多く入所されています。
※現在、福祉サービスを利用しているかた、または障害福祉サービス受給者証の手続きが可能な方が、対象になります。精神科、心療内科等を受診しているかた(手帳の有無にかかわらず)発達障害のかたHIV等で身体障害者手帳をお持ちの方など。受給資格など、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
(発達障害、HIV等内部疾患も対象に含まれます。)
※性的少数者であることを入居の条件には致しませんが、差別等のない、理解ある方に限らせていただきます。
ご入居までの流れ
メールでご連絡ください。その後、メールやお電話でお話を伺います。
病院に担当ソーシャルワーカーがいらっしゃる場合、そのかたを通じてご連絡いただくと、諸手続きがスムーズに進みます。
②施設見学
実際に、施設を見ていただいて、利用について相談します。
③体験利用
実際に生活することができるのか、体験をします。(3泊4日)
短期の体験を繰り返して、外泊に慣れてから入居することもできます。
④入所判定
面談
ご本人様の希望や、将来の計画と、虹望寮のサポート体制が適合しているか
生活の課題はどこにあるのかを、支援者も集まって考えます。
サポートの内容によって、ご利用いただく施設(建物)の相談をします。
⑤ご入居
お引越し
※福祉サービス受給者証をお持ちの場合。ない場合は手続きも並行して行います。
①利用相談